ＣＶＡスーパーミニダンパー

今回はラジドリには必需品とも言えるオイルダンパーの取付です。

今回取り付けるのはタミヤＯＰの「ＣＶＡスーパーミニダンパー」。

これが「ＣＶＡスーパーミニダンパー」。１パックで２本セットです。
ですので１台分購入する際は２パック必要ですのでご注意を。

■必要性

何故必需品とまで言う理由は、TT-01の純正ダンパーは殆ど機能せず路面のギャップを吸収しきれません。
その為ドリフト時のコントロール性が悪いのですが、この「ＣＶＡスーパーミニダンパー」に交換する事によりきっちりダンパーが機能しコントロール性が向上します。
サーキット以外の路面が粗い場所で走らせる場合は顕著に差が出ます。

ちなみにTT-01に使用出来るオイルダンパーとして他にＴＲＦダンパーとＣＶＡミニダンパーがありますがＣＶＡミニダンパーはTT-01に使用する場合ストローク不足に陥る事があるのでオススメ出来ません。４本セットが売られていて安価なのですが、出来ればＣＶＡスーパーミニダンパーを買いましょう。
ＴＲＦダンパーは高価なので懐に余裕がある人にお勧めします（ｗ

■取付方法

まずはダンパーを組み立てます。付属の説明書を見れば解ると思いますが、ここでは画像を交えて説明します。

最初はピストンロッドをシリンダーに組み付けます。
ピストンロッドにピストンを取り付けゴムリングを取り付けた上でシリンダーに組み付けます。

今回ピストンは３つ穴を使用しました。
穴の数が多い程、ダンパーは柔らかく作用します。ドリフトではしなやかな足回りの方がコントロールし安い為、３つ穴を選びました。

シリンダーに組み付ければピストンロッドに下側取付部を取り付けます。

この時、取付部をねじ込む為、ピストンロッドに厚紙を巻いてラジオペンチで挟んで固定してから取付部をねじ込みます。この時ピストンロッドを傷つけないようにしましょう。

取り付けるダンパー取付部は短い物を使用します。長い方を使うとTT-01には長すぎます。

次はシリンダーにダンパーオイルを充填します。
充填する前にオイルがこぼれても良いようにティッシュを巻いておきます。

泡が入らないようにゆっくりとオイルを流し込み、有る程度入ったところでピストンロッドをゆっくり上下させます。するとシリンダー内の空気が抜け気泡が出てきますので、それが無くなるまでピストンロッドを上下させ、足りなくなったオイルを補充します。（これをエア抜きと言います）オイルはあふれそうになるまで充填しておきます。

エア抜きが完了すればダンパーにパッキンを取り付けます。
この時もオイルがあふれ出してきますので綺麗に拭き取りましょう。

後はダンパー上部をねじ込みしっかり固定します。
その上でサスをダンパーに入れ、ロアシートを取り付ければ完成です。
完成後、ダンパーを縮め、ちゃんと元に戻る事を確認します。この時４本が同じように戻らなければ駄目です。バラバラに戻るようならエア抜きがちゃんと出来てません。
また車高の調整が必要な場合はキット付属のスペーサーをサス上部に挟んで調整します。

画像左側が今回組み立てたＣＶＡスーパーミニ。左はTT-01付属のダンパーです。
サスが青いのは別売りのサスキットのサスを組み込んだ為です。

後はシャーシに組み込むだけ。ダンパーを固定する上下のネジを外し純正ダンパーと入れ替えるだけ。

今回フロントに赤のサスを、リアに青のサスを組み付けたダンパーを取り付けました。

■インプレ

ダンパー組付後に走らせてすぐ違いを感じました。
マシンの挙動が明らかにスムーズになりました。路面が多少粗くても跳ねずにショックを吸収してくれています。
お陰でドリフト時のコントロールが容易になりました。

キット付属の純正ダンパーは殆ど「棒とバネ」という感じでまともに機能してませんので効果は絶大でした。
まだ取り付けてない方は是非とも取り付けて欲しいパーツです。