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軽量リバーシブルサスセット

リバサスセット

足回りの最終兵器とも言える「リバサス」こと「軽量リバーシブルサスセット」です。


■必要性

リバサスを装着すると足回りが軽量化され路面への追従性が上がり、よりスムーズな挙動へと進化します。
また「リバーシブル」と名が付くとおり、サスアームが裏表で使え、ダンパー取付位置が標準サスアームより多くなっているので、より細かいセッティングが可能になります。他にも2種類のハブキャリアが同梱され、キャスター角の変更の可能になります。
更にクランプ式アルミホイールハブやユニバーサルジョイント、調整用スペーサー等も同梱されており、足回りを最適化出来ます。

■取付方法

ユニバーサルジョイントを組み立てます。

ユニバ組み立て

構成部品は画像のとおり。
ただしスイングシャフト(画像右側の青い奴)はリバサスセットには入っていません。これはサスマウントの種類によって長さが変わってくるからです。

サスマウントが変更されていない場合(標準はA)、スイングシャフトは48ミリのものを用意すればOK。
画像のスイングシャフトはアルミ製でやや耐久性にかけるため、リアに使用するのが通常ですが、フロントにも使用可能です。


ユニバのイモネジ締め付け

クロススパイダーにアンチウェアグリスを少し塗りスイングシャフトに挿入、その上でカップジョイントに差込み、ピンを入れイモネジで固定します。

イモネジにはごく少量のネジロック材を塗っておくと緩み防止になりトラブル回避に役立ちます。意外と緩んでしまうのでオススメです。


ユニバ組み立て完了

これを4本分組み立てます。
上2本はフロント用としてスイングシャフトをスチール製にしています。ぶつけやすいフロント側は強度を重視してスチール製にしたほうがいいでしょう。


アップライトにベアリング挿入

次はアップライトにベアリングを挿入します。ベアリングは付属の950サイズを使用します。

挿入時にベアリングが奥まで入り辛い場合は、画像のようにホイールレンチを使って押し込んでやると確実です。


アップライトにユニバ取付

その後、アップライトにユニバーサルジョイントを差し込んでおきます。


Cハブに下穴を空ける

続いてはハブキャリアの取り付けですが、ハブキャリアのキングピンが刺さる部分に予め下穴を空けておきます。

ちなみにハブキャリアは2種類付属し、キャスター角が2度と4度になるの物がありますが、4度の方を取り付けています。

参考までにキャスター角は少ない(角度が立つ)方がコーナーリング時の初期反応がクイックになり、逆に多い(角度が寝る)方が直進安定性が増すようです。


Cハブ組み立て

で、ハブキャリアをアップライトに取り付けます。
画像のようにユニバーサルジョイントをハブキャリアの穴にくぐらせ、上下のキングピンで固定します。

キングピンは締め付けすぎると動きが悪くなるので調整しながら程よく締めこみましょう。


Cハブ組付後

画像はハブキャリア組み付け後。フロント側になります。


サスアーム

続いてサスアームに移ります。
まずはダンパー取付用ピロボールをサスアームに取り付けます。
今回は取付穴が3つ空いている方の真中に取り付けました。ドリフトでのセッティングでは3つの取付穴をうちのどれかを使えば間に合うと思います。
またリバウンド調整用のイモネジも忘れず取り付けましょう。


サスアームとCハブのガタ

次にサスアームと先に組み立てたハブキャリアを組み合わせますが、若干隙間がありますので、付属のシムを使ってガタを取り除きます。


ガタ取り後

画像はガタを取り除いた後。0.1ミリのシムを数枚入れました。
シムを入れすぎると動きが悪くなるので程々で。

最後にサスシャフトをイモネジでしっかり固定すればOK。これであとはシャーシに組み込むだけです。


シャーシへ取付

サスアームをシャーシへ取り付ける際にも付属のシムを使い出来るだけガタを取り除きましょう。ダンパーを取り付けずにサスアームが上下に軽く動く程度が理想です。


アルミホイールハブ取付

最後に付属のクランプ式アルミホイールハブを取り付ければ完成。
このアルミホイールハブとアップライトの間にもシムを入れ余計なガタは取り除きましょう。


取付後(フロント)

これでリバサスの取付が完了しました。
今回の取付ではセットに付属しているターンバックルやボールエンドは使用せず、別売りの物を使用しました。必要に応じ付属のターンバックル等を使用して下さい。

また取付の詳細については付属の説明書を良く確認した上で取り付けましょう。


■インプレ

リバサスを取付後の走行では今まで以上にサスアームがスムーズに動いている事が実感出来ました。路面への追従性も良く動きが滑らか。
徹底的なガタ取りを行った事による操作フィーリングも向上し、ダイレクト感があります。
前後ユニバーサルジョイントに変更した事による駆動ロスの低減も見逃せませんね。
ユニバーサルジョイントやクランプ式アルミホイールハブを導入する前なら間違いなく「買い」だと思います。

■注意点

先にも書きましたが、スイングシャフトを別途購入する必要があります。
またこの時に現在使用しているサスマウントを確認し、適合する長さを確認しておく事が重要です。
現在市販されている長さは、39ミリ42ミリ44ミリ46ミリ48ミリの5種類です。

またこのOP899の軽量リバーシブルサスセットはTA05-IFSが発売される前の物です。
現在ではTA05-IFSに対応したOP.1083の軽量ショートリバーシブルサスセットを選択しても良いでしょう。
TRF416より導入された新型アップライトに変更されベアリングサイズが1050にサイズアップ。これにより耐久性が向上しています。


■ RC de Drift (ラジコンでドリフト!)
■ 軽量リバーシブルサスセット
■ 2009. 2. 4 更新
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