ダンパーはシャーシを構成するパーツの中でもカナリ重要な要素。
それだけにセッティングを煮詰めるにあたって避けては通れないと考えます。
ダンパーセッティングは奥が深く私も理解しきれてませんが、分かる範囲で解説したいと思います。
ダンパーについて
肝心要のダンパーをしっかり理解しよう!ダンパーはシャーシを構成するパーツの中でもカナリ重要な要素。
それだけにセッティングを煮詰めるにあたって避けては通れないと考えます。 ダンパーセッティングは奥が深く私も理解しきれてませんが、分かる範囲で解説したいと思います。 ダンパーの構造とその作用まずダンパーの構造について。
ダンパーは大きく分けてスプリングとダンパーシリンダーで構成されています。 ダンパーシリンダーは更にダンパーシリンダーとダンパーシャフトにピストン、それにボールエンド類に分けられますが、ここではピストンに注目したいとおもいます。 TRFスペシャルダンパーなどに使用されている一般的なダンパーピストンは、1つから3つの穴が空いています。 この穴の数や大きさによってダンパーの減衰力は変わってきます。 同じダンパーオイルで比較した場合、穴の数が多い程、減衰力は低くなりピストンの上下の動きは軽くなります。反対に穴の数が少ない程、減衰力は高くなります。 ドリフトシーンにおいてダンパーピストンは3つ穴で固定し、ダンパーオイルで減衰力を調整するのが一般的ですが、手持ちのダンパーオイルでは思うような減衰力にならない場合、ダンパーピストンでも調整できると言う事を覚えておいて損はないでしょう。 またストリートジャムワークスダンパーに代表される、いわゆる「ゆっくり伸びるダンパー」はこのダンパーピストンに細工をしています。
ダンパーピストンの下側(ロッドエンド側)にダンパーピストンの外径より小さく、ダンパーピストンの穴を半分程度塞ぐシムを取り付ける事により、ワンウェイバルブの働きが生まれ、ダンパーが縮む際にはシムは穴を塞がず通常通りの減衰力を発生し、ダンパーが伸びる際にはシムが穴を塞ぎ通常より高い減衰力を生み出し、ゆっくり伸びるという訳。 ※画像は研究会さんのブログよりお借りしました。 ストリートジャムワークスダンパーは人気商品で発売当初は品切れ続出でした。トラクションの掛かりが抜群でカウンタードリフトには理想的なダンパーなようです。が、従来のダンパーと比較すると挙動がまったりする感じもあるようで好みが分かれるとの話も。 #実は実際に使用していないので何とも言えませんが・・・(;´∀`) スプリングやオイルを交換した際の変化今度はスプリングやダンパーオイルの変化によるシャーシの挙動変化について。
ダンパーが柔らかくなればなるほど路面への追従が良くトラクションを伝えやすくなりますが、路面グリップに対し柔らかすぎる場合、腰が砕けるかのように挙動が乱れる事があります。 反対にダンパーが固くなればなるほど路面への追従が悪くトラクションも伝わりにくくなりますが、トラクションが高い場合に意図的にトラクションを逃がしたい時などに有効です。 車高調整時にはストローク量にも注意!ダンパーのスプリングシートがネジ式の場合、スプリングシートを締め込むことで車高を上げる事が出来ますが、スプリングシートでの車高調整を行うとダンパーピストンの位置も変わってくるため、ダンパーのストローク量も変化してきます。車高変更時には合わせてリバウンドストロークを確認しておきましょう。
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